一生ものとの出会い「使い続けるいビジネスバッグ」

自分はわりと新し物好きな性格なために、新商品というものが出ると、すぐに購入するタイプです。車などの値の張るものから、服などの身の周りの品、PCやモバイルなんかもそうです。いろいろな商品の販売開始の日に徹夜で並んだという経験もたくさんあります。

そんな自分がビジネスバッグだけは同じものを長い期間、使い続けています。中学・高校生になっても父親が朝仕事に出かけていく際はいつも玄関で見送ることが習慣がそうさせているのだと思います。

父親は随分長い間、同じバックを使い続けていました。そんな父親が夏の日差しのなかも、凍てつく冬のまだ暗い空の下でも手に下げているビジネスバックはまるで、頼もしいパートナーのように見えましたし、大きなお守りのようにも見えました。

仕事から帰宅した後、バックを部屋に置いたら、翌日そのままそれを持って仕事へ行くというタイプの人もいますが、私の父親はそうではありませんでした。帰宅後はバッグの中身を全部、自分の机の上に取り出して並べていました。

そうして、一日を振り返っていたのかもしれません。そして、朝食が終わって、身支度を整えると、書類や手帳やペンを丁寧にバッグに仕舞っていました。

「今日は銀行に寄ってくるから通帳を持っていかないと…」時折、そんなふうに呟いて母親から通帳を受け取って、バッグのなかに仕舞いこんでいたりしていました。

仕事でも日常生活でも使っている人のすぐ側にいたから、バックがパートナー、そんなふうに思えたのでしょう。

さて、自分が仕事をするようになってビジネスバッグを選んだ時の基準はただ、道具というわけではなく、感情移入ができそうなものということでした。

ビジネスバックを選ぶうえで重要な要素になる素材ですが、本革製のシックなデザインのものを選びました。自分の年齢だとちょっと早いかなという感じですが、バッグに負けないようになるつもりです。今度は自分がこのバックをパートナーにして長い時間を充実させていきたいと思います。

機能もデザインも納得のいくものを入手することができました。値段の方は少々張りましたが、それは納得のうえです。だって、一生ものを求めていたのですから。メンズのおしゃれなビジネスバッグでありたい!そんな意気込みが感じられました。

でも、正直云うとナイロン製でこれもいいな…と思えるバックとどちらにするか、最後まで悩みました。以前は、きちんとしたビジネスは本革製でないと…というトレンドでした。しかし、、昨今はナイロン製の高級品も一般的になってきたので、本当に自分の好みのものを選べる時代になってきたと思います。

商品開発苦労話「ビジネスバッグのカラーラインアップ」

好きな色はなんですか?心理テストみたいにして時々聞かれる質問です。人はなぜ一人一人好きな色が違うのでしょうか?

その理由の一つは経験による感覚でもあるのですが、先天的にも人が何を強く求めているか、ということにも関連します。物質的にも精神的にも暖かいものを求める傾向がある場合は暖色系の色を好むようになります。

シンボルカラーという色も存在します。サッカーの日本代表のシンボルカラーは青を基調にしています。「侍ブルー」と云われていますね。シンボルカラーも求めるものを象徴した色です。

ところで、車のカタログのカラー表現、ちょっとカッコイイと思いませんか?ご存じの方も多いかもしれませんが、車やオートバイなどは塗装関係の規定もあるのですが…例えば、赤という色でもファイヤック・ラッカー・レッド、ベネチアン・レッド、ラビスブルー・パールなどという表現です。

ビジネスバッグの定番食、黒に関してはクリスタル・ブラック・シリカという色の名称がある車のカタログ表記です。シリカは元々、セラミックで透明感のある物質です。黒は有彩色を引き立たせる色です。

ちなみに、有彩色とは赤、黄、緑、青、紫のように明度・色相・飽和度の全部の要素を含む色のことをいいます。これに対して、黒、白、灰色の三色は明度の要素しか含んでいません。

ビジネスバックのカラーバリエーションを考えるのは以外と難しいことなのです。第一点は購入層がある一定以上の年齢であること。第二点は元々男性向け、女性向けによってデザイン自体が異なるところがあるので、あまりたくさんのカラーバリエーションを持たせることができないのです。

例えば、スマホなんかだとデザイン自体は年代や性別によって違うということはありません。同じデザインでカラーバリエーションが異なるラインアップの中から選ぶという方式です。

では、ビジネスバックはどのような観点でカラーバリエーションを決めているのでしょうか。要素の一つとしては色彩の意味合いを参照にしていたりしています。例えば、日本の風呂敷の紫色は相手に対する敬意を表しています。

はっきりとした紫色のビジネスバッグは確かにあまりありませんが、ちょっと紫っぽい色のものはあります。ビジネスバッグを持参して人に会う機会の多い方には実はおすすめしたい色なのです。お相手に敬意を抱いています、と感じていただけるのでは…

もう一つの要素としては、何処へバッグを持って行くかということがあります。海外旅行に持参するバッグに多少カラフルな色彩のものが多いのは空港でのピックアップの利便性を考えたものです。

近年のランドセルのカラーバリエーションはどうでしょうか。昔は男の子は黒、女の子は赤というのが定番でしたが、茶色の系統や水色等、淡色を基調にした色調も増えてきました。ビジネスバックの市場もそんなふうにしていきたい、って自分のなかのささやかな野望です。

あなたにとってのラッキーカラー、と思っていただけるようにお気に入りの色を作り出します。

今では高級品も多数あり「ナイロン素材のビジネスバッグ」

2014年に世界遺産に登録された富岡製糸場は絹産業の隆盛と技術革新を通じて日本の近代化に寄与しました。しかし、絹は当時からとても高価な繊維でした。そのようなことから、安価な人造の絹布としてナイロンは開発されました。

本革と比較すると軽量という利点があります。しかしながら、軽量であるだけではなく、丈夫であるという点でもナイロンの特徴になっています。

ナイロンはアメリカのデュポン社が世界で初めて合成に成功した高分子繊維です。しかし、もう少し詳しく述べると、これはナイロン6、6という物質です。ナイロンにはその他にもたくさんの種類があります。

そのなかで、ナイロン6という種類は日本の東レ(当時の東洋レーヨン)によって合成されました。

ナイロン6、6は絹に、ナイロン6は木綿に似た肌触りだと云われています。バッグの素材として考えると本革と比較すると軽量という利点があります。しかしながら、軽量であるだけではなく、丈夫であるという点でもナイロンの特徴になっています。

自動車のシートベルト、釣り糸などにも使われています。ナイロンの強度を物語る例と云って良いでしょう。高分子物質が私たちの生活に大きく係わっていることを示しています。

そんなナイロンのなかで、イタリアのリモンタ社製のナイロンはジャケットやパンツなどのいろいろな衣類に使われてファッションモードをリードしています。プラダ、エルメス、グッチといったブランドもリモンタ社製のナイロンを使った製品を製造しています。

もちろん、ビジネスバックの素地としても定番になっています。リモンタ社製のナイロンは特に美しい光沢を持つことで定評を博しています。

身近なものに芸術性を求めて実現させてしまうというところが、イタリアのセンスなのでしょうか。芸術の国の伝統はこんなところにも息づいています。昨今ではリモンタナイロンという固有の名前も登場しています。

パラシュートナイロンやジョージア、デイビスといったリモンタ社の生地自体のブランド名までが浸透しています。美しいだけではありません。前述のようにナイロン特有の丈夫さも兼ね備えています。パラシュートナイロンはその名の通り、パラシュート生地にも使える程です。

ナイロンのその他の機能としては防水性が高いということも挙げられます。水をはじく力が強いために、多少の雨では心配無用です。細かく織り込まれた生地によって、隙間がなくなることによって、優れた防水性を実現しています。

美しさと機能を併せ持った生地によってつくられているビジネスバッグは自然にその存在感を主張して、それを愛用している人の存在感も主張するはずです。

カバン屋さんの店員です「売れ筋のビジネスバッグはこれ!」

とあるバックメーカーの直営ショップの販売の仕事をしています。現在はビジネスバックを担当しています。現在のバックの販売形態については、店頭における販売とネットや広告を利用した通販における販売がおよそ半々という割合です。

でも、店頭で商品を販売できることの面白さは、お客様の声を直接聞くことができることと、自分のアドバイスが少しでもお客様が商品をお選び頂く際の参考になっているという嬉しさです。

店頭でのお客様との会話は以外と次のお客様の対応の際のセールストークを仕立てる材料になることもあります。トレンドは商品を売り出そうとする側が作り出そうということもありますが、多くは自然発生的に生じたお客様が作り出したものです。

映画のなかで登場人物が身に着けていた服や小物が人気を博したりすることが多々あります。

ビジネスバックの場合は就活用とそれ以外ということで大きく売れ筋は分かれます。それというのも就活用には就活らしさというものが求められるからです。色は黒、デザインは自立できるものというスタンダードが確立しています。

尤も、就活のアイテムの場合はデパートや紳士服販売店などで、スーツ、靴、バック全て同時に揃ってしまうこともありますが…

幅広い年代層でオフの日に使っていても違和感のないデザインのバックが売れ筋です。スーツではなく、ジーンズみたいなラフな格好で道歩いていてもおかしくないデザインのカラーが人気です。そういった使い方も考えていらっしゃるので、必然的に2Way、3Wayの機能が好まれます。

これに対して、仕事を始められた方にはそんな制約はありません。皆さん、ご自分の思いを充足できるように選択します。

今は幅広い年代層でオフの日に使っていても違和感のないデザインのバックが売れ筋です。スーツではなく、ジーンズみたいなラフな格好で道歩いていてもおかしくないデザインのカラーが人気です。

また、現在では海外出張に行く機会も多いので、その用途に堪えるバックをお求めになるお客様も多く見受けられます。

海外では空港のピックアップの際に手荒く扱われてしまうこともあったりします。そうすると、ビジネスバックには丈夫さという要素が求められます。

しかしながら、海外では使っているクレジットカードでその人の品定めをされてしまうことがあるといいます。ビジネスバックなどもそうした傾向はあるようです。

そんな保守的な面があるということを考えると、洗練されていると思われているブランドも選考の一つの要素になっているようです。海外の商談で、あるブランドのバックを持参したことによって、信用を得たなんて話も聞いたことがあります。

こんな情報ですが、お役にたちましたでしょうか。これからも商品についてのいろいろな知識を仕入れて、お客様の参考になっていこうと思っています。

カバン職人が自信を持ってオススメ!こだわりのビジネスバッグ!

カバン職人修行中です。自分だったらこんなカバンが欲しい…営業職をしていたのですが、そんなふうにいつも考えていたら、思い切って転職していました。

将来の夢は自分の名前のついたビジネスバックをつくることです。自分でデザインも縫製も両方できる職人を目指します。数あるカバンのなかでも、ビジネスバックを作りたいという考えは前からありましたが、それが決定的になったのは、ある人との出会いがあります。

修行を始めて、しばらくした頃、中学校の先生に久しぶりに会いました。電車のなかでカバンからたくさんの書類を出したり入れたりしながら、メモを書き入れていました。

自分が中学生の頃は先生の苦労なんか、考えたこともなかったのですが、駅に着いて、書類をもう一度、慌てて大きな黒カバンを抱えて電車を降りていく先生の後姿を見た時、私の頭のなかに、働いている人たちのために、ビジネスバックをつくろう、という考えが浮かびました。

まだまだ、修行中なので現在自分がおすすめするバッグを選ぶ時のこだわるべきポイントを紹介します。多くの方は電車で通勤されているのではないでしょうか。2Way、3Wayタイプのバッグは通勤電車内でもその威力を発揮します。

特に混雑している場合はヒトの上半身で占められている空間よりも足元部分の方が空間の余裕があります。持ち手の部分でバッグを持っているよりも、ショルダーストラップを持ちながら、なるべく下の部分にバッグがあるように持つ方がちょっと楽ができます。

ペン挿し、カードホルダー、モバイルホルダーを備えているものはとても便利です。現在は書類とともにパソコンを持ち運ぶ方も多いと思います。パソコンホルダーがバッグにあるかどうかということは結構重要なポイントです。

どんなビジネスバックを選ぶかで、その人のビジネススタイルがわかるところがあります。そのようなわけで、使う人が求めているものを職人は作るわけです。しかし、作り手が使う人のことを考えて施す工夫も結構あります。

商品を見ただけで、そんなメッセージを思い描いていただけるようなカバンを作っていきたいと思います。ウチの工房ではオーダーメイドも承っています。きっと皆さんの満足いくカバンをつくりあげることができます。将来は自分のつくったビジネスバッグを自信を持っておすすめできるようになりたいです。

そして、日々ビジネスバックを愛用している皆さん、工場で生産されるバックもあるかもしれませんが、こんなカバン職人が毎日頑張っていることも、カバンを買う時にチラッと思い出していただけると幸いです。